[それでも、投げられた問い>>10に一瞬口を噤んで。] えぇ、おかげさまで。 私の邪魔をされなかったようで、安心しました。[彼に勝手に取り決めた約束を守るつもりはなかったのかもしれないけれど、礼代わりに事実を告げる。] ……けれど、現実は甘くはないようですねぇ。 手の届かないところにある未来が、どうももどかしい。[城で戦う者たちを見通す。眉間に皺を寄せ、不満そうに言葉を続けた。]