[頭上に影が差す>>11。アリーセの傍に舞い降りたそれには一人の男性が乗っていた] ───お前が、アリーセの大切な者《帰る場所》か。[左肩の痛みに顔を顰めながら、私はその人物を見遣る。この戦場で自分の危険も顧みず駆けつけた姿。ジーク殿から聞いていた者なのだと推察した。彼もまた、アリーセを大切に想っている者なのだろう]