――教会――
………。
[人気のない教会の中はしんと静まり返っており、神聖を通り越してどこか冷たい雰囲気だった。
黙って祭壇の前に佇み、祈るように目を閉じていると、ふいに教会のドアが開く音が聞こえる。
緩慢な仕草でそちらに振り返った]
――よお。
[入ってきたのがシモン>>11だと認めると、そんな風に声をかける。他にも誰か居ただろうか。
少し距離を隔て、入ってきたばかりの友人と静かに対峙した。]
…この寒い中、わざわざ教会まで出向くとはご苦労なことだな。
何か神に祈りたいような事でも?
[足元には先程の血がこびりついている。優れない顔色で、軽口を叩いた]**