そして俺は…もっと、ひどいやつだ。[自嘲気味に続ける。もう全て、此処で吐露してしまおうと]こんなボロボロの俺に、手を伸ばしてくれた奴がいてさ――…俺は、今、箱の中なんだって。出てみりゃいいって。 …出たいのかは、今でもよく、わからねェんだ。でも、おまえを失って…辛くて。自分のせいなのにな。…身勝手だよな。[くしゃり。崩れた顔を、両手で覆った]