人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


舞踊家 ソマリ

― IF・酒盛りの後で(回想)>>11

[聲も聞こえないとばかりに震える唇は悪夢を訴え、
何も見えないとばかりに虚ろな瞳は雫を宿す。
あんなにも綺麗だった琥珀は、今や男の目にはガラス玉に見えて]

  王子君はもう此処には居ないよ ……

[今日の王子は朝から頗る機嫌が良いと聞く。
きっと、今も誰ぞEsを嬲っているのだろう。

爪の剥がされた傷からは血が滲み、肉の色が良く伺える。
手を取り、小指の先を口へ含んでから第二関節までを口腔へ招き。
唾液を纏った舌で擽られる指は、どう疼くか、引き攣るか。]

  綺麗にしないとね……

[寝台へレトの身体を沈め、剥がれかけの下衣へと指を伸ばす。
抵抗があれば優しく宥め、何もなければそのまま脱がすつもりで*]

(12) 2013/10/09(Wed) 23:35:31 (もちもち)

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