ねえ、これ。僕にちょうだい。[黒猫を邪魔しないような位置で膝をつき、アルビンの首から下げられたロザリオへ触れる]いいでしょ?あんたはこんなもの無くたって天国に行けるよ。[それを求めるのは天国などという不確定な場所へ行きたいからではない。しかしその思いは口にはしない、言いたかったことはもう最期に伝えたのだから。ロザリオをその頭から抜き取れば、自分の首へ下げてみて]……なんだか、変な感じ[と、顔をしかめ。服の下へと]