― 月の舞台 ―[主の内面>>11も知らぬまま。 先走ったことへの恥じらいからは全力で目を背けて、差し出されたものへ視線を送る] メルヒオル様から……ですか? ありがとうございます。[主への礼と、騎士の姿が視界の届く範囲にあるなら、そちらへ向け黙礼を一つして。 紅い粒の一つを受け取り、主に倣うように飲み込んだ。 暫しの休息を経て、改めて舞台へ立つことになるだろう*]