[咄嗟に「あっ、マズい!」と思ったのは、前回は皆バラバラに場所を移動させられたからだ。同行を申し出た直後に引き離されるのでは、正直間抜けにも程がある。そんな焦りから、握手したままシグルドの手をしっかりと握りしめた。接触していればバラバラに移動させられずに済むかもしれない、というささやかな期待を抱いたが故である。さて、その結果はいかほどか。瞬きの直後、セルウィンが立っていたのは7(26x1)である*]