[声をかけられて>>11、バッと勢いよく声の方へ顔を上げた。声をかけてきた人物がシュナウザーだと確認すると、ホッとしたように息を吐いた]
あぁ、酷い顔だろ…。
[力無く笑って視線を彷徨わせて、何度か口を開きかけては閉じるを繰り返し、暫くたって漸く話出した]
──俺は人として、してはいけないことをやってしまったんだ…。
ジークを知っているか?背の高い、銀色の髪の男だ。もし見かけたら教えてくれないだろうか?
[心配そうに自分を見るその視線が、今は酷く痛く感じた。
目線を逸らして、自分の表情が見られないように俯いて。
謝らなくちゃいけないんだ、と呟いた]