―深夜・談話室―[ハーブティを飲んでゆっくりと眠ったせいだろうか。目を覚ますと頭痛は取れており、久しぶりに頭がすっきりとしていた。外はまだ暗い。この時間ならば、浴室で誰かと出くわすこともないだろう。寝汗にべたつく肌を清めようとドアノブに手をかけ――同時に、どこかの扉が閉まる音がした>>1:259。それがどの部屋から聞こえてきた音なのかは分からないが、続く足音が無いところをみると誰かが戻ってきたのだろう]