― 千賛休奥の部屋 ― ……、うーん………。 てて……。 [軽い頭痛。どこかに頭をぶつけただろうか。いつの間にか運ばれていたらしい奥の部屋を、ぼんやりとした眼差しで眺めやる。かけられたタオルが、なかなかにあったかだった。隣ではもふっとしたうさぎが、同じように横になっている。……馨しい茶の、よい匂い] ……なんでこう、なってんだっけ。 気持ちいい……。[睡眠不足がたたっていたのか、睡魔は再び身体と意識を引き戻し、とろとろと心地よい眠りへと戻ってゆく**]