[玉座と呼ぶには粗末すぎる石。しかし、そこに座す青年は、悠然とした態度である。]…………。[フィオンの、己の名を呼ぶ声にも、微笑を浮かべるばかりで何も答えなかったが。>>0:355不意に、舞い降りてきた鳥へと片手を上げて、止まり木を作ってやった。>>0:372]――遅いぞ。しかし、留まらずに追いかけてきた事で許してやろう。これからきっと、楽しい物を見せてくれるだろうしな。[鳥の翼を軽く撫でてやり。]さて。どいつもこいつも説明が欲しいというツラをしているが……