魔王様、[獣の声が彼の人の背に掛かる。>>1 傍らに控えるよう、空を並走し。] 闖入者が何者かは分かりませんが、 どのような障害であったとしても、我が力は貴方様の刃。 此度も覇道を切り開くため、御使いください。[敵が勇者でなくとも、ひとでなくとも。 獣の声帯は唸るように震え、忠節を鬨の声とした。**]