[…ふとシメオンに目をやると、今まで見たことがない彼がいた。普段冷静な彼が、どうしてーー]ちょっと…シメオン、大丈夫…?[活動停止、という言葉に少なからず抵抗を覚えたが、他の人が聞いている今何も突っ込むことではない。一通り落ち着くまでそれに関しては置いておくことにした。]…参ったわね…突然こんなことになるなんて。フィオンの言う通り、他のことを考える暇なんてなさそうね。