[緊張に強張る耳に、冷ややかな言葉が落ちる>>8降ろしてもらった方が良いのだろうか?どうすれば良いのか真剣に悩んでいると、リゼットを背から降ろす素振りなど見せぬまま、ヤコブはどんどん進んでいく。彼の動きの邪魔にならぬよう背中に身を寄せ、古傷の残る肩に額をつけながら] ……いじわる。[小さな声で囁いた]