[一方、解散を指示された8名の義勇兵は、巫女姫が敵をひきつけるべく神殿に籠ったと聞くと、拳を握って誓い合った。「巫女姫様をお護りするぞ!」「姫様にすべておっかぶせて見守るだけなんて男のすることじゃねぇ」「オレたちの暮らしを守ってくれるのは姫様しかいない」そして、同志を募りドルマールへ向かう。正規軍のような整然とした形ではない。だがそれは、確かに、シルキーに白紙の未来を託された民のあげた「声」のひとつであった。*]