― マーチェス平原 橋の北方 ―[騎兵と兵士らが武器打ち合う中、その声>>4:380は、はきと明確に耳に響いた。顔を上げる。視線が一瞬、交わったろうか。] 将軍───…[変わってはいないのだ。あの頃から、何も。彼は今もこの国を想い、未来を想い、己の為すべきことの為にその力を振るっている。] ───── 見たとも!!![胸の空気を吐ききるようにして、声張り上げた。剣を振るう一閃ごとに、傷が痛む。すぐにじわりと背の生傷が開いて、布を濡らした。]