[ウェルシュ殿下。と呼ぶ声と、足音が近づいてくる。>>3:274それへ顔を上げることもなく、ウェルシュは年上の幼馴染の身体を腕に抱き続けていた。時ならぬ白雪がひとひら、赤い血だまりの上に *落ちた* ]