― 公園/樹の根元 ―[虚ろな目に、落ちた蝙蝠の姿は映っていない。その対に居たローレルの姿も。何時ものようにぼんやりと、しばらく空をみつめていたが、隣で立ち上がる気配に自然と視線は向いて。>>5娘は珍しくびくっと、体を跳ねさせた。]