───っ!!!
[風の精霊が受けきれぬ分が、私の下にも返ってきて。
それに堪え切れず体勢が崩れたものの、術の維持だけは必死で耐えた。
だから、>>1:404>>1:405タイガが拒絶するそれにも>>1:400苛むそれにも気づく余裕は無く。
>>1:391領主の手が魔神を捉え、>>1:407彼王の刃たる獣が文字通り剥いた牙で食い千切る様を見届けるだけで]
……、は、ぁ…
[>>1:410兜を砕かれ、沈んだ魔神の身体が配下と共に闇へと溶け消えていったのを見止めて。
ようやく術の重圧から解放された私は、力を抜いてへたりと地に座り込んだ**]