天国かあ…[では自分も、気がつかないうちに命を落としていたのだろうか。浮かんだ発想に、ふるりと背筋が震える]…、 死んでいるのは嫌だな。 残して往きたくないヒトがいるのでね。[悪夢を振り払うように強気に笑った。だって彼よりも長生きをしたいのだ。彼に寂しい想いをさせたくないから]