[パズルのピースが埋まりつつある今、長い長い悪夢の中で望んでいたことがようやく言葉になりかけて、自身の歪みを再認識する。
今まで悪夢の話を誰にもしなかったのは、この感情が同意など得れないであろうことを理解していたからだろう。]
あなたが、狼の気持ちを知りたいというのなら、俺は。
[己の口にする言葉に、嗤う。]
俺の後悔をやり直す事を選ぶ。
過去の”ドロシー"の信頼に、俺が、応えよう。
[掌を上にして両手を差し伸べる。
例えばこのまま喰われても構わないと、そう思う自身は狂っているのだろうか。**]