― 戦舞台 対岸 ―[対戦者が走る一方、特に急ぐでもなく、悠々と歩を進め。 会話が可能な距離に追い付いた所で、足を止める] 名前? ――『氷華』、今代を指して言うなら『柊の氷華』だが。[二つ名を答えるは、相手>>8の要望とは違ったかもしれぬが] 何故そのようなことを訊ねる?[隷属者の名すら聞かず仕舞いの氷華は、訝しむ口調で訊き返す。 掌を上向けたその右手には気が凝結し、いつしか氷の細剣が現れていた*]