何も気にしないでいいのですよ、私は皆さんの悲しみを受け入れる為に存在するのですから。フレデリカさんが私に打ち明けることで少しでも楽になれるならば、それでいいのです[やがて泣き止み掠れてしまった声で謝罪するフレデリカ>>6にそう穏やかな声で言うもしまだ泣き足りないのなら泣けばいい、そう思いあえて彼女から視線を外したまま何気無く自らの胸元に伸ばした手、そこにあるいつもの冷たく硬質な筈の感触が――何故だか暖かく感じた。]