―私室―[かちゃりと鍵を開けて扉を開いた先。与えられた私室は私物もほとんどなく、整った――と言うよりは、乗船当時のままとでもいうべき風貌です。]とりあえず、布団の中にでも隠します?[そう訊ねながらぽふぽふと布団を叩くと埃が舞いました。]……けほっ。