[前に出た王弟と入れ違いのように歩を引いたのは、臣下の礼、という訳ではない。]
(これは俺には出来んことだな。)
[>>0:135自分の言葉を継いで、義勇兵達に語りかける友を見て、内心に感嘆を落とす。
朗々とした声は、麗しい見目も相まってまるで歌劇の主役のようだ。
理をしっかりと押さえたその上で、的確に士気を上げる言。
>>8三者三様ながら、皆一様に頷く姿を見ればそれは疑いようもない。
王族の器というのはこういう所に表れるのだろうなと思いながら、思考はこの後の軍議の算段に流れていった*]