…―――― シメオン殿、[居住まいを正して、向き直る]どうぞ、ごゆるりと。我が国を御覧くださいませ。その上で……貴方と、正使の御方が、何を求めるのか、このナミュールにどんな未来を描かんとするのか、 お聞かせください。この巫女姫シルキー、いつでも貴方がたの再訪をお待ちしておりましょう。[あたかも祭祀の一仕草のように、両手を揃え丁寧に一礼する。そうして、去り際、]