ーーさせないわよ。[そっと、肩を抱く。]アイリを人殺しになんてさせないし、これ以上何かを奪わせたりもしない。何なら私が四六時中側にいて、そんなことさせないように見張っていてあげるから。[目の見えない私に、何が出来るのか。この手で彼女を守るに値するだけの力を、私には備わっているのか。]絶対に、させない。[力ではなく、心。今の私にできるのは、アイリにその意志を*伝えること*]