[音をたてないように起き上がり回りを見回せば、いつの間にかやってきていたリヒャルトの姿に笑む。また、夜更かしとお寝坊をしたのだろう。
さらに首を巡らせ、見知らぬうさぎとそばに身を横たえるゲルトの姿が目に入る。
どなたでしょうか?
と首を傾げるも、そのくつろぎきった様子からローゼンハイムの知り合いだろうと辺りをつけた。
レトの姿は見つけることができなかった。
その事に小さくため息をつくと音をたてないように浴場へと移動する。
その場にロー・シェンがいたのなら>>7会話を交わしただろうか。他にも仲間がいたら会話をしただろう。]