あいつ…セルウィンは、ちょっとやそっとの魔物に倒されるような可愛げのある奴じゃないさ。 つきあいの長い私が保証する。 戻って来たら、笑顔で盛大にで労ってやるといい。[タチアナに、そう声をかけながら、道の先に視線を向けた。空は曇天。通常の人間なら昏倒しそうな濃い瘴気に満ちてきた世界に、眉を*顰めた*]