[相手が身構える。こちらを迎え撃とうという姿勢だ。数歩進み、足元の感触を確かめる。雪は柔らかいが、走れないほどではない。不安定な足場は、砂地で幾分か慣れている。] うおぉぉぉっ![息を吸い、溜め、吐きながら疾駆する。斧頭を斜め後ろに構えて一気に距離を詰める。]