人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


下士官 フィオン

(…えっ!?)

[ひと目見た時から、胸の高鳴りが治らない。
目線が吸い寄せられる。一挙手一投足を追ってしまう。

これが恋じゃなきゃなんなんだ、と。
聞いた話と照らし合わせれば合わせるほどに。
僕自身の気持ちが、高まっていくのだ]

…僕、その気は、全くないはずなんだけど。
なんでだよ…。なんなんだよ…カスパル…。

(名前を口にするだけで胸がときめくなんて)

[僕はその時まだ、思い出してはいなかった。
そのときめきの裏側に潜む、遠い昔の記憶。
息を潜め、周りを伺い。そして身代わりとなり安堵する]

ーどうぞ生き延びてください。ご主人様ー

(11) 2017/02/07(Tue) 08:37:39

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