レトちゃん? 痛い事を沢山されたんだね? 大丈夫、俺はそんな事はしないよ。[赤紫の鬱血の残る首筋。痕を清めるように唇を置く。甘く吸っても甘い蜜ではなく、汗の味しかしない。それでも彼は花なのだ。今まさに水を失った可哀想な花。そっと破かれて露出させられた白い大腿の上へと指を通す。細い筋を撫で回しながら、光の無い彼の瞳を覗き込んだ。*]