― 魔女の領域 ―あぁ、まだやるべきことは残っているからな。[ファサン殿に頷き返して、私達は船へと戻ることになった。ウルズが目を覚まさぬようなら運ぶことになるが、これはシロウに、というよりは鳴丸に乗せてもらうよう頼む。人の手で運ぶよりは身体にかかる負担も少ないだろうと判断してのこと。船へと戻ったなら、資材を手に入れることが出来る旨を船員へと伝え、早速船の修繕が開始されることになる。修繕は他の者に任せることになるため、私はその間にしっかりと休息を取ることにした**]