― 地下2階 ―[天井から床まで、緩やかに降りていく。その途中、甘い香が通り抜けていくのを感じて、一度その階で留まった。黄金の視線は、折り重なるカークとエレオノーレの死体を捉えて。]……最後を見逃してしまったな。まあ、いい。ご苦労だったな、紫忌星。[そのうち、フロアにかかっていた幻術が消えれば、やがてエレオノーレの体も紫色の石へと変わるのだろう。幻が覚める前に、更に下へと移動する。]