[有無を言わせぬ口調で言い切ると、己の口に布を噛ませて痛みを堪え。 脂汗と冷や汗、その双方に身体を濡らしながら処置を済ませた。 周囲から見れば、鬼気迫るものも感じられただろうが] …………湯は、ありますか。 出る前に、茶を一杯だけ、飲ませて頂きたい。[当のベリアンは、もう常の表情を取り戻して友の用意していた茶を所望した*]