[──何れにしろ、以降も付き合いが途絶える事はなく。正式に軍属となってからは、互いに背を預ける局面が多かった。そこには、同じものを支えたい、と思う者同士の共鳴もあったろうか。理由はさておき、流離い人のままでは得られなかった存在。友とはまた違う意味で、何者にも代えがたかった──戦友。最後まで、己が意志を貫き通した彼に、しばし、黙祷を捧げた後]