―廊下―
――すみません、ありがとうございます。
[声に気付けば立ち止まり、
追いかけてくるアルビン>>5へ柔らかく微笑む]
そういえば、周囲を気にされていましたか?
[彼が感じている視線のことは、知らない]
本当に凄いです、アルビンさんは。
こんなに罠の多い中、確り探索も進めていらっしゃって。
僕は"ゲーム"の目的、俄かに忘れかけていましたからね。
"餞別"がどのようなものかも、分かりませんし。
[会話をしながらも、周囲へ気を配ることは忘れない。
やがて鋭敏な聴覚に、伝わる少女の声>>9があった。
敵意は感じられず、そのまま振り返る]