[奥地に進むにつれて、陰気は高まる。圧し掛かるようなそれは、五行の巡りそれ自体を滞らせるが如きもの]……アレ、とは違うが。いずれにしろ、厄介そうではある……な。[朱雀神がアレ、と称するもの。それは、四凶と呼ばれる者の一であり、朱雀神とは互いに宿敵、仇敵と見なし合う存在。もっとも、彼の存在は目覚めの際に倒され、今はその力を失しているし──何より、この先にいるものは、そちらとは力の質が違うと感じられた]