――深夜・村長自宅――
―ッ、だと――!!!
[人殺しの偽善者。>>203
死ぬ間際の彼に嘲笑いながら告げられた、露骨な挑発。
にもかかわらずカッと煽られ、赤い瞳に宿る狂気が増す。
怒りに任せて牙を立て、勢い任せに右腕を引きちぎった。ヴァルターは痛みにうめいただろうか]
”―――俺だってなぁ、出来るなら。殺さずに生きられるならそうしたかったさ!!だが、じゃあ、どうすればいい―――!!!”
[そう叫ぶ男の声は、周囲から聞けば、既に殆ど獣の咆哮にしか聞こえなかっただろうけれど。
半ば一心不乱にヴァルターの体を貪った。ヴァルターが絶命し、ようやく我に返る。
暫くその場に佇み、荒い息を吐いた]
………。
[仲間のことを思い出す>>197のは、もう少し後のこと]**