ーメイン・サロンー
[肩を落としつつ、メイン・サロンへと戻ると、そこにはエレがスープを配っている姿。>>2
何があっても、いつもと変わらず笑顔で、美味しい料理を作るエレに、尊敬と、安心感を覚える。
そう言えば…あの創作料理以来、食べてなかったな…と呟き。]
一杯、貰っていいですか?
[と、尋ねると、快くスープを渡してくれるだろう。>>9
準備を手伝わなかったお詫びに、よかったら…と、スープを配るのを手伝うことを申し入れたかもしれない。]
……美味しい、なぁ…。
[バリケードで使用された机や椅子はボロボロで、自分は壁に身を預け座り込んだ。
はふっと、熱い息を吐いてそう呟く。
随分お腹が空いていたようで、ペロリと平らげてしまった。
同時に、温かいスープに身体も暖まり、緊張が切れ、疲労感が一気に押し寄せる。
ありがとう、ごちそうさま…と、伝えられたかどうか分からない程、急速に睡魔に襲われて……。
壁にもたれかかる大勢のまま、眠ってしまったのであった。**]