――それでは、お父様は……! あ、いえ……。[少しばかり憤るような口調となったのを、慌てて口を噤む。 竜の血を残しながら子の顔を見ることなく去るのは、随分と無責任な話に思えた。 しかしそこに踏み込むには躊躇いもあって、代わりに音に乗せたのは] ……探してらっしゃるのですか? お父様のこと。[そんな、探るような問い掛け**]