―0日目・AM11:15・中庭―
“お利口さん”と言われましても…普通の事をしてるだけですよ?
次期当主だった者としては、恥ずかしくない様にと過ごしてた程度です。
[探るような目線>>9には慣れている。
こんな事で目くじら立てる必要もない、きっと単純に彼の興味だろう。だが、この単純さが思わぬ確信に近づく事も知っている。
だからこそ、悟られぬよう不自然にならない程度に少しの真実を混ぜて言葉にする。嘘は言ってないのだから。]
ところで…失礼であればすみません。
貴方はなぜこの学校に?
[彼も聞いてきたんだ、こちらも疑問に思っていたことを聞こうではないか。記憶違いでなければ彼はあの家の者…貴族であれば知ってるであろう家。
彼個人には特に興味がない…はずだが、何故と思う興味心に勝てなかった。]