人狼物語−薔薇の下国

467 【SF人狼騒動RP村】 Sleeping Silver SheepA 〜愛はさだめか、さだめは死か〜


警備部 クレメンス

―回顧録―
[惑星ネオ・ル=リエーに広がる青い海。
その海に浮かぶ、宇宙からは見えないような小さい島『モタグァ』が俺の故郷。
そこは転生の概念が存在し。それと結び付けて水を神聖視していた。

『清い魂は海から産まれ、海へと還り、また巡る』
『穢れた魂は地獄に堕ち、魔物に喰われ、そのまま滅びる』

それがモタグァに古くから伝わる土着信仰。
それに合わせて小さな文化も発達させていた。

今でこそ捜査は科学で行っているが、昔は所謂『盟神探湯』のような事が行われていた。

と、言ってもこちらの方が少し過激か。
容疑者に神官のような人が仮死薬を飲ませ、判別するという方法。
無罪ならばそのまま起こし、有罪なら転生しないようにそのまま生き埋めにする。
今から考えれば、非常に野蛮で危険な方法。

仮死薬を飲ませると、神官が《魂の聲》を聴き有罪無罪を見極める。

神に啓示されたように血筋関係なく現れる、《魂の聲》を聴く神官を『霊媒師』と呼び、尊敬し、畏怖した。
霊媒師はモタグァの民が清く生きるための神から授かった、謂わば抑止力。
それを族長に据えていたのが、遥か昔に行われていたモタグァの伝統。


今は廃れた、小さな文化。]

(10) 2017/01/14(Sat) 02:36:35

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