え、……あ![小さく叫ぶ。傍らの温もりの正体にやっと気づいた>>0:209。自分はずっと彼を枕がわりにしてしまっていたらしい。身を起こせばはらりと毛布が落ちた。これも彼が掛けてくれたのだろうか。申し訳なさと共に微かな喜びが胸の裡に起こる。彼が起きていないことを確認すると] すみません、ありがとうございました。[ほとんど空気を震わせないようなごく小さな声で謝罪と礼を告げ、掛けられていた毛布をタクマにかけ直した。]