人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


共和国大使 カナン

― オプティモ ―

 …っ!

[シメオンがクレメンスの死を伝えてきたのは、地平の果てに陽が沈まんとする頃だった。]


   長老殿 が、

[呻く仮面の男リリエンタールを制し、周囲に気取られないようにしながら「先のことは全て承っております」と囁いた家令は、とうにクレメンスの死を知っていたかのようだ。
「飛行船で戻られるのでしたら、沖の小島へ。篝火を焚いて目印にしておきます」
手回しよく指示され、カナンはその旨、シメオンに伝える。
深まる闇が、飛行船の到着を人目から隠してくれよう。]


 お別れを 言いたい。


[懇願すれば、家令は無言で仮面の男リリエンタールを沖の小島へ伴った。
そこで目印の火をたき、飛行船を待つ。*]

(9) 2015/03/18(Wed) 13:57:49

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