人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


斥候部隊長 ソマリ

そういう状況で士官学校に入れさせられたもんだからさ。
俺は――… 誰かを傍に寄せるのが怖くてな。

[最初。
この部屋でカークと会った日のことを、思い出しながら白状する。

学校で1年揉まれたとはいえ、まだまだやさぐれていた頃。
人見知りの後輩が同室と知れば、最初は渋面を浮かべたものだ。
でも…同室だしと、なんだかんだで目につくと声を掛けていたら、
次第に手放しで懐かれるようになっていた]

一緒にいると楽しいのに。
…ふと、急に心配になる。
俺はいつか、  おまえを――…


             殺しちゃうんじゃねェかって。

[幸い在学中は免れたけどな。と添えて]

(9) 2013/06/25(Tue) 07:56:14

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