[舞い上がって通信一つ届けた後、しばらくは前に集中して。霧の中に気配を辿りつつ、時折、リーゼロッテに確認とりながら、河の方へと向かう]……っとに、ここらはほんと。一回霧出ると、長引くよなぁ……。[そんな愚痴めいた呟きを漏らしつつ、自身が辿るのは周囲の気配。近くに、竜の気配は感じない──それに、安堵を感じながらも気は緩めずに。その内、気配を捉えたと聞いたなら、褐色を示された方向の空へと滑らせて]