[真っ白いシーツに包まれたフィオンを見下ろし、手袋を外すと、血をぬぐわれた痕を残す頬に触れる。] ……エドワード。 [終ぞ呼ぶことのなかった彼の名前を呼ぶ。初対面時に自己紹介されたままの呼び名を使っていた>>0:19のは、名の呼ばれ方にこだわりがあるのか問う機会を逃してしまっていたからだ。] 君は、運命を変えようと抗ったか。 その結果が、これなのか。[胸を焼く感情をカスパルはよく知っている。あれほどもうしたくないと思っていたのに、こんなところでもこの苦みを味合わなければいけないのか。]