― 『世界軸』中層 ―
簡単じゃ、確かに試練にはならないな。
[ 試練に対する男の姿勢はどうやらメレディスに理解されたらしい>>0 ]
ああ、護りたいものはある。
お前さんにも、あるんじゃないのか?
[ 護るべきものがこの世にひとつもないなら、柱としての意志を維持するのは難しいだろうとも、男は思っていたから、メレディスが記憶を失っているとは知らずに、そう言った ]
[ そして、最後に贈られたエールに、ここに来てから、クラリッサ以外には初めて見せるかもしれない笑みを浮かべる ]
ああ、試練だけじゃなく、この先もな。
[ その先で、恐らくは更に大きな敵ともぶつかることになるだろうとの予測は今も変わっていない* ]